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トリオ・ファンタジア東京公演。

5月14日、トリオ・ファンタジアの東京公演を行ってきました。
久しぶりの東京。
会場であるドルチェ楽器さんは、いたるところにチラシや雑誌でお見かけする管楽器奏者たちがレッスンなどで訪れていて、店内を歩いているだけで東京の物凄いパワーに圧倒されそうになりました。

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それでも演奏会は暖かいお客さんばかりで、共演者2人の素晴らしい演奏と共にこのトリオの演奏をとても楽しかったと皆さんが言ってくださり嬉しかったです。
また、初めてお会いするお客さんがわざわざ終演後、「フルートの演奏会にも何度か行っているけれど、あなたの演奏は今まで聴いたのと何か違って好きだった」と言いに来てくださいました。
もっともっと上手になれたらいいのに、あの人みたいに演奏できたらいいのに…と思う事ばかりですが、自分の音楽を好きだ、と言ってくださる人に出会えることが出来て、言葉にならない感謝と共に、素直に「うれしいなぁ」と思えました。
いつものホームである愛知を離れ、東京で演奏する、という機会を頂けて本当に良かったです。

さて、次回は5月29日に浜松かじまちヤマハホールにて浜松公演を開催します。
残席わずかということなので、名古屋公演を聴き逃した方、是非お早めにご連絡ください。

2016529s.jpg

また、6月には名古屋の覚王山にある揚輝荘にて、演奏会を行います。

0626チラシ案2

揚輝荘は、松坂屋の初代社長である15代伊藤次郎左衛門祐民の別荘であった建物で、大正ロマンという言葉がぴったりの贅沢で特別な空間です。
大阪からメゾ・ソプラノの廣澤敦子さんをお迎えしてのコンサート。
私がたまたま揚輝荘を見学した日に地下にあるホールを見て、「ここで敦子さんの歌う蘇州夜曲が聴きたい」と思ったことがきっかけで開催することになりました。
シューベルトの魔王も歌ってくれます。
ピアノは歌曲伴奏のスペシャリスト、掛川遼平さんです。
ホールと音楽、どちらも堪能できる時空を超えたような演奏会。
休憩時にはお茶とお菓子をお出しする予定です!

チケットのご予約はどちらの公演共に
hemmiayafl(_at_)yahoo.co.jp * (_at_)を@に変換してください
までご連絡ください。
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「やっちまった!」のその後。

新年のご挨拶もせぬまま2月になってしまいました。
みなさま、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
さて、新年初めのブログですが、ずっと書きたいなと思って資料を用意していたのに書くのを忘れていたお話です。

数年前にフルート・トリオの3人で曲決めをしていた際に、日置さんからお借りした楽譜の最初に書いてあった作曲家紹介がすごかったのです。
普通、楽譜に書かれている作曲家紹介はいつ生まれて代表曲とかその時の時代背景とかの紹介が多いのですが、アベラルド・アルビージ(1872~1939)さんの紹介はぶっ飛んでいました。

アベラルド・アルビージはイタリアのフルート奏者。長年ミラノ・スカラ座歌劇場で吹いていたが、ある時、オーケストラの練習の途中で指揮者トスカニーニ(19世紀後半から20世紀半ばにかけて君臨したイタリアの大指揮者)に注意を受け、「自分では一生懸命やっているんですが」と弁解してやり直した。

独奏部の三度目の演奏が終わった後、トスカニーニは有名な癇癪を破裂させた。アルビージは赤くなり、我慢しきれずに椅子から立ち上がると、トスカニーニを罵り、同時に彼のフルートの、最初は足部管を次いで真中の部分を、最後に頭部管をトスカニーニに向かって投げつけると、ホールから駆けて出て行ってしまった。 

(中略)彼はミラノを離れなければならなかったばかりかイタリアからも立ち去らねばならず、スイスに向かった。間もなくチューリヒとルツェルンの両市で教えるようになり、演奏家としても活躍した。(デ・ロレンツォ著「私のフルート百科」より)

もし、オーケストラの中で隣のアルビージさんがフルート投げつけだしたら正直「ぽかーん」としてただ驚いてしまうと思いますし、「アルビージさん、やっちまったな!」とか、「天下のトスカニーニにそんなことしてもうフルート奏者としては活動できないんじゃないかな」とか心の中で思うと思います。
その通り、ミラノどころかイタリアを追われてしまいます。
でも、彼はスイスで居場所を見つけ、演奏家として活躍もして、そして作曲したことで現代まで名前が残ることになったのです。
(とは言ってもこのエピソードを楽譜に書かれて死後もずっと知られ続けるのも恥ずかしい気がしますが…)

そう考えると本当に人生って、何が良いかなんて「やっちまったな!」のその時にはわからないものだ、と思います。

年末から今日まで有名人の騒動が続き、日本中がその話題でもちきりです。
私もつい見てしまうのですが、やっぱり「やっちまったな!」って思ってしまいます。
そうするとその人はそこで終わり、みたいな気分がしてしまいますが、アルビージに限らず、たくさんの過去の偉人たちはそのような状況から何度も復活し、自分の居場所を何度でも見つけ、そして逆境をバネにさらなる努力で見事な成果を成し遂げています。

ベートーヴェンは1802年、32歳という作曲家としてこれからというときに音楽家として致命傷ともなる聴力を失い、遺書を書いています。
「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれる遺書を書いたのち自殺を思いとどまったベートーヴェンは、交響曲第3番「英雄」を作曲し、「運命」「田園」「ワルトシュタイン」「熱情」など、『傑作の森』と言われる創作期に突入し、交響曲第9番「歓喜の歌」まで続く傑作を世に出し続けました。

自分に何かあっても立ち直れる、と信じることも大事ですし、誰かが辛いことがあって挫けそうになっていても、「もう一度彼らならやってくれる!」と信じてあげることも大事ではないか、と思ったりするのでした。

ー 神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう(ベートーヴェン)

エリー・アーメリングのマスタークラス。

先月、「こんな機会は二度と無いのだ!」と思い立って芦屋へ行ってきました。
歴史的な名歌手、エリー・アーメリングのマスタークラス。
世界の大ホールで歌っていたなんて信じられないのくらい小柄なアーメリングがほん
の小さな声で歌ったら、魔法のように清らな響きを含んでいました。
まるでストラディバリウスが喉に埋め込まれているみたい。
詩や発音や歌とメロディー、そのほか音楽全体にどれだけ考える余地があるか、彼女
が音楽に向かって来た人生のあまりの深淵さに目がくらむくらいのレッスンでした。

レッスンが終わった時にご挨拶したら、歌手じゃない人がレッスンを聴講しに来てく
れて嬉しい、とおっしゃってくれました。
(フルートの吹き真似した時に手の方向が間違ってて、これで合ってる?って聞かれ
たのが可愛かった!)
帰って来てレッスンで取り上げられていたR.シュトラウスの4つの最後の歌のライブ
録音を改めて聴いたら、その偉大さに泣きそうになりました。



そして、このマスタークラスを個人で企画し、アーメリングを日本に招待したのはこ
のブログでもおなじみのメゾ・ソプラノの廣澤敦子さん。
今回の来日が実現したのも、アーメリングが彼女を生徒として、そして音楽家として
認め、信頼しているからこそだと思います。
彼女に出会って、彼女から学ぶことが多すぎて、まだまだ足元にも及ばないくらいだ
けど、今回のマスタークラスは彼女のひたむきな音楽への覚悟みたいなものを感じま
した。
半日の滞在でしたが、行って良かった!素晴らしい時間でした。

ありがとうございました。

しばらく経ってしまいましたが、先日サックスの國末君、ピアノの奥村さんとともにトリオ・ファンタジアのコンサートが無事に終演いたしました。
たくさんのお客様に足をお運びいただき、本当にありがとうございました。

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フルートとサックスという、音量が全く違う2つの楽器で行うということで、フルートの同級生にも
「そんな曲あるの?」
と言われるほど珍しい組み合わせで行う演奏会でした。
合わせを行うまでバランスに心配がありましたが、オリジナル作品だったこともあり、そんなに大きな問題とはならず、終演後にも皆さんから始めて聴いたけど良かったといった声をたくさんかけていただき、ほっと一安心でした。
もうひとつ、サックスの國末君がフルートの音量に合わせて繊細に音色を変化させてくれたお蔭でもあり、サックスであんな音色を始めて聴いた、といった感想が多かったです。
お二人のソロもとても美しく、音楽家として心から尊敬するすばらしい演奏でした。

私といえば、今回自分への挑戦も兼ねて、学生だった時のようなギリギリいっぱい、力の限りを尽くしたプログラムを組ませていただきました。
未熟で不十分なところを含めて今の能力の全部だな、と思えた演奏会でした。

それにしても、大学時代には楽器の組み合わせ的にもコンサートをこの3人で行う日が来るなんて思いもしませんでした。
卒業して以来、留学時代、そして帰国してからも活躍を見聞きするたびに自分も頑張らなきゃ!と奮起させてくれた奥村さん、そして國末くんと一緒に演奏できて、人生って不思議だなぁとつくづく幸せを感じた一日でした。

このような夢のようなコンサートを実現してくださった風姿・1/f企画さま、当日までたくさんのサポートをしてくださったドルチェ楽器の皆様、そしてお手伝いくださった方々、そしてお越しいただいたみなさん、遠くからでも応援してくださった皆さん全員に、感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

そして、コンサートが終わっても休む間もなく名フィルさんにて小学校公演に出演させていただき、その足で長野県飯田市にて名フィル団員代理として「オーケストラと友に音楽祭基礎コースB」で地元の中学・高校生の指導を行ってきました。
その模様が新聞に掲載されたようです。

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飯田から帰ってやっと夏の終わりから続いたオーバーワークがひと段落したのですが、気が抜けたか風邪をひきました。
今はなんとか元気でおります。

音楽の愉しみ。

12月になり、2014年が終わろうとしています。
毎年の事ですが、過ぎ去った一年はあっという間に感じますし、まだ見ぬ来年はどうなるんだろう、と思います。
それでも、今年もたくさんの方々に支えられて、音楽を演奏できたことは本当にありがたいことでした。
先生、仲間、そして演奏を聴いてくださったお客様に感謝です。

このブログ2014年最後に、
「どうしてこんなにクラシック音楽が好きなのか」
を少しご紹介して締めくくろうかと思います。

フルートを始めてからもしばらくはクラシック音楽は特に好きではなかったのですが、
「こんなすごい音楽があったのか!」
と思った日から今まで、クラシック音楽に飽きたことがありません。
すごい演奏に出会った時、自然と笑みが起きたり、涙が出たり、言葉が出なかったり、誰かと感動を分かちあいたかったり、憧れたり、嫉妬したり、色々な感情を引き起こされて、揺り動かされ続けてきました。

これほど愉しいクラシック音楽なのですが、良く聞くのが
「クラシック音楽ってよくわからない」
という言葉。
ということで、苦手を克服してほしい、というわけではないのですが、
「こうやって聴いてるから面白いんだよ」
という事をお伝えして、少しでもへぇ~と思ってもらい、クラシック音楽への新しい視点での興味を持って頂けたら嬉しいなと思います。

さて、まずクラシック音楽って曲は作曲家が作ったものを演奏する、というのが基本です。
楽譜に書かれたことをできるだけ忠実に演奏することを求められています。
だから、技術が未熟な段階では「演奏できているか・できていないか」という上手・下手で聴き分けることができます。
では、そんなレベルを超えて、「上手な」演奏家たち、その人達は同じ楽譜を使った演奏でどう違うのか、が問題となります。
そこに限りない音楽の愉しみがあるのです。

それでは、ここが面白いよクラシック音楽、あくまでも個人の見解を演奏で聴き比べていただきましょう。
10月に宗次での演奏会で演奏した
ドビュッシー:小舟にて
は元々ピアノ連弾の曲で、美しいメロディーなので色々な楽器で演奏されます。
演奏する際は、やはり作曲家が最初に作曲した音楽の姿を知るために必ずオリジナルの演奏を(出来ればコンサートで聴くのが理想ですが)聴いてイメージをつかみます。
その時に聴き比べした3つの動画が本当に素晴らしく、そして面白いものでした。

まずはこちら。



ほぼ、皆さんが知っているメロディー、楽譜からイメージした通りの「小舟にて」の姿、美しい音楽です。
コンサートで聴けたら「あ~良い演奏だった!」って思える音楽です。

で、次に見たのがこちら。
マリア・マルタ・アルゲリッチの演奏。
アルゲリッチはアルゼンチンのピアニストで、世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人です。
小舟にては56秒くらいから始まります。



どうですか?
先程の演奏と感じが違うというのがわかってもらえるでしょうか。
同じリズム、同じテンポ表示の楽譜なのに、音楽を媒介する演奏家が違うとこんなにも違いが生まれるのです。

そして、さっきので十分素晴らしくってこれ以上ってないでしょ、と思ってから見つけた演奏がこちら。
若手の最高峰ピアニスト、ラン・ランと、国際的なキャリアを誇るピアニストであるとともに、今や欧米の一流オーケストラを指揮する巨匠指揮者クリストフ・エッシェンバッハの演奏。
45秒くらいから始まります。



もうね、楽譜と言う制約の中にこんなに自由さがあるなんて、という演奏です。
指揮者は楽譜からこんなに多彩な音楽の可能性を引き出すことができるのか、という驚き、そして色々な音楽の仕掛けの素晴らしさに思わず笑顔になってしまいます。

お時間のある人は2曲目の聴き比べをどうぞ。
ドビュッシー:バレエ



アルゲリッチ(10分45秒くらいから)
ラン・ラン&エッシェンバッハ(5分5秒くらいから)

最高の音楽家は楽譜から生まれる音楽に、思った以上の音楽の可能性を示してくれます。
そういう演奏に出会うとワクワクして、大好きなクラシック音楽がもっと好きになり、愉しくてたまらなくなります。
古い音楽を何百年演奏していても尽きない面白さはこういったところにあるのではないかと思います。

最後に、今年もこのブログを訪れてくださった皆様、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします!

プロフィール

ヘムヘム

Author:ヘムヘム
フルート吹いてます。
ピッコロも吹きます。

音楽や食のことなどつれづれと。

ホームページは
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