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愛知トリエンナーレ<3つの別れ>

名古屋市で行われていた芸術のお祭り
愛知トリエンナーレの最終公演を見てきました。

題材に『3Abschied ドライアップシート(3つの別れ)』
というタイトルで、マーラーの大地の歌の最終楽章”告別”を
題材にした舞台。
ポスターを見たとたん
ダンスと音楽がどう融合するか見てみたくなり、
即効チケットを購入し、昨日行ってきました。

大ホールで行われた公演ではお客の入りは半分ほど。
せっかくの現代美術を楽しむお祭りの最終公演として
もうちょっと宣伝したら集客できたのでは…と思いました。

とはいえ、この舞台、異例づくめ。
まず10分ほど遅れて公演が始まり、
小編成のオケが舞台にいるのに、
まず、いきなりCDがかけられる。
で、20分くらいCDを謎のまま聴き続け、
そしておもむろにダンサーの女の人が
日本人ファゴット奏者を
通訳にして話し始めるんですね…。

???

と、最初戸惑っていたのですが
この「お話」自体が舞台のコンセプトであり、
ここがかなり面白かったです。

彼女は地球とエコについてダンスを創作したいと思い、
また、ある人がマーラーのこの曲を彼女に進め
強くこの曲に踊りをつけたい!と望み、
その中で幾多の困難に出会い、
どのように考え、どうしたかを淡々と語っていました。

その中で指揮者のバレンボイムにこの曲でコラボレートできないか
打診したら、「この曲には手を出すな!」と怒られ、
それでも負けずに挑んだけれど、
この曲の持つ「死と別れ」に直面した時、
彼女は振付を続けられなくなり、知人の振付師(ダンサーでもある)
と協力して一つの舞台としていった、ということでした。

そして、「まず歌詞を読んで理解してください」と
観客全員に対訳の詩を5分読む時間が与えられ、
やっと公演が始まる…

で、この後も色々な試みとコンセプトを
解説しつつ、驚くような舞台だったのですが
昨日の公演を全て書くにはきっと3日くらい
かかってしまうので、あとは
「気になったら世界のどこかで次の公演を見てください」
としか言えないのですが(11月に埼玉でやるそうです)
ダンサーの彼女が動き出すと
周りの空気が重く感じたり
見えないものを感じるような
まさに「才能のかたまり」の人でした。

それでも曲の最後の部分で踊りが止まり、
音楽だけが残っていくのですが
その後、振付師の解説で
「彼女は最後の死の部分は踊ることができなかった。
その意味ではバレンボイムの言葉は正しかった」
と言っていました。

3つの別れ、とは、3つのコンセプトで、
現代のアートとしてどこまで
現在の芸術を表現できるか
3つのチャレンジ、と言いかえれるような

完成されてはいないけど、すごい。

と感じた公演でした。
クラシック音楽とダンスとで死を表現されたことにより
生きてることのすごさを再確認させられるような
すばらしいものでした。

上手に表現できませんが
生きている人間による次の芸術の創造は
なかなか難しさを感じていますが
こういうトリエンナーレという機会で
もともと現代アートに興味のある人々に
その意識の範囲を広げるような
多角的な舞台は面白いなと思いました。

将来、できれば絵画やダンスとコラボレートした
演奏の形を模索したいと思っていたので
そういう意味ではすごく勉強になりました。



(さいたまで行われる公演のニュースより)
 クラシック音楽とダンスのコラボレーション『3Abschied ドライアップシート(3つの別れ)』が11月6日、7日に彩の国さいたま芸術劇場にて上演されます。

 『3Abschied ドライアップシート(3つの別れ)』は、今年生誕150年を迎えたマーラーの大作『大地の歌』の中でもっとも長大な最終楽章「告別」を題材にした舞台作品。中国の孟浩然と王維の2つの詩を元にしたこの楽章は、日本でもなじみ深いものです。

 ベルギーを代表するダンスカンパニー“ローザス”を率い、長年ダンスと音楽の関係を探り続けてきたアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルにとって、この楽章のダンス化は長年の夢でしたが、今回コンセプチュアル・アーティスト / 振付家として世界中で活躍するジェローム・ベルとタッグを組んで、敢然とこれに挑戦しました。

 世界有数の現代音楽アンサンブル“イクトゥス”によるシェーンベルク編曲の室内楽版の演奏とメゾ・ソプラノの独唱に、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのソロ・パフォーマンスが組み合わされて生み出された新たなる世界、それは従来にない意欲的、実験的な舞台となっています。

 昨秋来日公演をしたローザスの『ツァイトゥング』では、古典と現代の3大作曲家バッハ、シェーンベルク、ヴェーベルンの楽曲を用い、観客の心に儚い感情を呼び起こした彼女が、奇才ジェローム・ベルと生み出した新たな境地。
 ダンスファンだけでなく、クラシック音楽、現代音楽ファン必見の舞台です!


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