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作曲家が言葉の芸術「詩」に託した思い。

昨日の続きは後日書くとして今日読んだ廣澤さんのブログがあまりに嬉しかったのでご紹介。

メゾ・ソプラノ廣澤敦子さんのブログ「音楽家の日常より」
http://yaplog.jp/mezzoatsuko/archive/1985

21日の毎日新聞の夕刊
コンサートを読む:今井信子と廣澤敦子の二つの「冬の旅」=梅津時比古

◇言葉が音に変わる空間

 音は言葉を濾過(ろか)し、変容させる。

 このほど聴いたシューベルトの歌曲集「冬の旅」の二つの公演は、翻訳の役割を明確にして、歌曲における言葉の構造に、新しい視点をもたらしていた。
(中略)
メゾソプラノの廣澤敦子とチャールズ・スペンサーのピアノによる「冬の旅」では、日本語訳が字幕によって舞台上に投影された(12日、兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール)。「冬の旅」の主人公は男性なので、女性によって歌われることはあまりない。だが廣澤の声は女性か男性かの問題を全く感じさせなかった。詩句の中の、陰りを帯びたはずれ者としての主人公の感性に、彼女の表現が敏感によりそっていたからであろう。人間存在の底からの声のようなものが聞こえてきた。

 たとえば第6曲「あふれ流れる水」で「あつくたぎる僕の涙」の詩句をシューベルトがいかに悲しい音で描いているか、廣澤の声が気づかせてくれる。そこに合わせて日本語訳が字幕に浮かび上がると、その言葉がまさに音に吸い寄せられてゆく。

 スペンサーのピアノも詩に即した表現に満ちあふれ、たとえば第12曲「孤独」では空虚の果てから音がせりあがってきて響き、第15曲「カラス」では、強調された左手の不気味な旋律に乗って、カラスが私たちをあの世へ連れて行こうとする。

 曲間がまた、演奏そのもののようなスペンサーの間(ま)の取り方で、切れながらもつながり、つながりながらも切れ、曲集全体がシューベルトの深奥の一点に向かってゆく。ドイツ語の歌というよりも、シューベルトの精神が聴こえてくる。

 言葉の意味の側面をよりよく伝えようとするこのふたつの公演は、ひとつは作品を異化し、ひとつは作品に同化した。ひとつは作品空間の幅を広げ、ひとつは絞り込んで深めた。

 それは、語りつくそうとすればするほど言葉が音に変わって消えてゆく歌曲の本質を、思わぬ形で表出していた。

120627-02.jpg

彼女の歌を通して知る「詩」の世界は本当に素晴らしいです。
石川啄木の詩による”初恋”は以前パラミタミュージアムで始めて聴いてその素晴らしさに感動しました。
6月には念願だった愛知での演奏会です。
リクエストして”初恋”も歌っていただけますのでお時間があれば是非お越しください。

第179回あじさいコンサート
歌物語~歌とフルート、ピアノで織りなす詩の世界~

日時 2012年6月27日(水)
開場/18:30 開演/19:00

会場 幸田町民会館あじさいホール
料金 <全席自由> 一般800円

http://www.happiness.kota.aichi.jp/hall/event/ajicon/120627.html
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