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女流画家・上村松園の展覧会。

05 /19 2013
まずは16日、ミッドランドでのアトリウムコンサートで演奏してきました。
日置さんと掛川君はいつも共演させてもらっていて、音楽的にも人間的にも大好きなお二人なので楽しい本番でした。

そして次の日は日本画家の友人と上村松園の展覧会に行ってきました。
上村松園は、ドイツに居る時

序の舞 (中公文庫)序の舞 (中公文庫)
(1985/01/10)
宮尾 登美子

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を読んでいたので、松園の生涯について小説を通して知っていました。

明治という時代、女性であって職業を持つことすら中傷の対象になるのに画家と言う芸術家になるという事は、嫉妬・偏見・苦難の連続であったそうです。
「結婚して子供を産むこと」
が唯一で最上の女の生き方であるという風潮に、抗いながらも強くあこがれた相反する心情は、作品に昇華されていました。

syouen.jpg

松園の生き方は色々な意味で深く考えさせられます。
色々な葛藤や迷い、悩みを「芸術に対する熱情と強い意志の力」で踏み超えていった松園から、人生における「覚悟」を問われている気になります。
それにしても、名古屋でこんなにたくさんの松園作品を見れるなんて、すばらしい機会です。
お時間があれば是非行ってみてください。
http://event.chunichi.co.jp/shoen/

今日になるまで(抜粋)
上村松園

小さい時分から絵を描くのが一番の楽しみでした。
私が絵を習い始めた頃は、女が絵を習うと言うのは一般に不思議がる頃でした。

京都では、美人画をやり始めたのは私が最初でしょう。然し今日に至るまでには種々の苦労がありました。
口惜しいことやら、悲しい事やら幾つあったか知れません。幾つも幾つも、そういう難関を突破して来て、今すべてが、打って一丸となって、それが悉(ことごと)く芸術に浄化せられて筆を持てば、真に念頭に塵一つとどめず絵三昧の境地に入れます。

 人間の一代は、実に舟に乗って旅をするようで、航程には雨もあれば風もあります。その難関を突き抜けて行くうちに次第に強く生きる力を与えられます。他人を頼りにしては駄目です。自分の救い手は矢張自分です。立派な人間でないと芸術は生まれません。人格がその人の芸術を定めるのです。筆の上に自分の心を描いているので、人前の良い、派手な事ばかり目掛けでも、心に真実がなければ駄目です。又人間は絶えず反省する事が大事で、そこに進歩があります。
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