トリオ・ファンタジア東京公演まであと少し。

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05 /11 2016
先日、トリオ・ファンタジアの合わせをするために東京へ行って来ました。
練習場所は國末くんの教えている洗足学園音楽大学だったのですが、行ってみてびっくり。
入り口の門は超モダンな建造物。



レッスン室の中はとっても綺麗で普通のお部屋でした。



学生だった時、先生はとにかく偉大で雲の上の存在でした。
そんな存在に同級生がなっている、と思うと、とても誇らしい気持ちになりました。

名古屋公演では大好評だったトリオ・ファンタジアを東京、そして浜松でまた演奏させて頂きます。
フルート、サックスにピアノって合わせるとどんな音?って思う組み合わせですが、楽器の種類なんて飛び越えるくらいエキサイティングな三人の音楽を楽しんで頂けたらと思います。
チケットご予約は
hemmiayafl(at)gmail.com
までご連絡ください!

新学期と春の歌。

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04 /11 2016
みなさま、忙しさでブログも放置気味ですみません。
今年はもう少しマメに更新できるよう頑張ります!

さて、愛知では桜もほぼ散ってしまいましたが、4月です。
高校・大学共に新学期が始まりました。

そして、先週は春をテーマとした下垣さんのコンサートに出演させていただきました。
春の曲、は日本の曲もヨーロッパの曲も美しいものが多いです。
歌詞で比べると日本の曲は徐々に暖かくなっていく感じが多く、ヨーロッパの詩には長く厳しい冬がある日がらりと光を帯びた春の世界へと変化する、という感じがある気がします。
季節的にも日本歌曲は3月後半から4月ですが、ヨーロッパは5月まで春の息吹を感じられないからかもしれません。

先日のコンサートでは、中田章(あきら)作曲「早春賦」はモーツァルト作曲「春への憧れ(K596)」と非常に曲想が似通っているということで続けて歌われました。



早春賦の詩は「春は名のみの 風の寒さや」とありますが、作詞家の吉丸一昌が、「春とは名ばかりで風がまだ寒いし雪も降るなぁ、でも暦上では春って聞いちゃうと早く春が来ないかと胸が騒ぐなぁ(超意訳)」という気持ちを表現した詩です。
長野県安曇野の地で、暦の上での立春を過ぎた2月上旬に作ったそうなので、それはそれは、まだかなり寒い時期かと思われます。

それに対し、モーツァルトの「春への憧れ(K596)」は子供用歌曲としてモーツァルトが1791年に作曲した歌曲です。


来て、気持ちの良い5月よ、そして木々をまた緑にして!
そして小川の畔にはスミレを咲かせて!
スミレをまた見るのが本当に好き!
ああ、気持ちの良い5月、散歩に出て行きたいな!

という5月の春が来るのを本当に無邪気に待ち焦がれる子供の気持ちを表現しています。
しかし、この曲はモーツァルトが1791年、亡くなる年の1月14日に作曲された最晩年の歌曲です。
この春の情景が自分が見る最後の春かもしれない、という思いがあっても、ここまで美しいメロディの歌曲であることが天才モーツァルトの偉大さの表れだなぁと思います。
なお、このメロディーは、同年の1月5日に完成したピアノ協奏曲第27番の第3楽章冒頭の主題から転用されているそうです。


春をめぐる曲たちの様々な側面を知ると、その時代に生き、歌詞や音楽に込められた人々の思いをもっと身近に感じられました。
そして、今もなお待ち焦がれた春の到来を、深く感謝する気持ちが生まれてきます。

「やっちまった!」のその後。

音楽
02 /09 2016
新年のご挨拶もせぬまま2月になってしまいました。
みなさま、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
さて、新年初めのブログですが、ずっと書きたいなと思って資料を用意していたのに書くのを忘れていたお話です。

数年前にフルート・トリオの3人で曲決めをしていた際に、日置さんからお借りした楽譜の最初に書いてあった作曲家紹介がすごかったのです。
普通、楽譜に書かれている作曲家紹介はいつ生まれて代表曲とかその時の時代背景とかの紹介が多いのですが、アベラルド・アルビージ(1872~1939)さんの紹介はぶっ飛んでいました。

アベラルド・アルビージはイタリアのフルート奏者。長年ミラノ・スカラ座歌劇場で吹いていたが、ある時、オーケストラの練習の途中で指揮者トスカニーニ(19世紀後半から20世紀半ばにかけて君臨したイタリアの大指揮者)に注意を受け、「自分では一生懸命やっているんですが」と弁解してやり直した。

独奏部の三度目の演奏が終わった後、トスカニーニは有名な癇癪を破裂させた。アルビージは赤くなり、我慢しきれずに椅子から立ち上がると、トスカニーニを罵り、同時に彼のフルートの、最初は足部管を次いで真中の部分を、最後に頭部管をトスカニーニに向かって投げつけると、ホールから駆けて出て行ってしまった。 

(中略)彼はミラノを離れなければならなかったばかりかイタリアからも立ち去らねばならず、スイスに向かった。間もなくチューリヒとルツェルンの両市で教えるようになり、演奏家としても活躍した。(デ・ロレンツォ著「私のフルート百科」より)

もし、オーケストラの中で隣のアルビージさんがフルート投げつけだしたら正直「ぽかーん」としてただ驚いてしまうと思いますし、「アルビージさん、やっちまったな!」とか、「天下のトスカニーニにそんなことしてもうフルート奏者としては活動できないんじゃないかな」とか心の中で思うと思います。
その通り、ミラノどころかイタリアを追われてしまいます。
でも、彼はスイスで居場所を見つけ、演奏家として活躍もして、そして作曲したことで現代まで名前が残ることになったのです。
(とは言ってもこのエピソードを楽譜に書かれて死後もずっと知られ続けるのも恥ずかしい気がしますが…)

そう考えると本当に人生って、何が良いかなんて「やっちまったな!」のその時にはわからないものだ、と思います。

年末から今日まで有名人の騒動が続き、日本中がその話題でもちきりです。
私もつい見てしまうのですが、やっぱり「やっちまったな!」って思ってしまいます。
そうするとその人はそこで終わり、みたいな気分がしてしまいますが、アルビージに限らず、たくさんの過去の偉人たちはそのような状況から何度も復活し、自分の居場所を何度でも見つけ、そして逆境をバネにさらなる努力で見事な成果を成し遂げています。

ベートーヴェンは1802年、32歳という作曲家としてこれからというときに音楽家として致命傷ともなる聴力を失い、遺書を書いています。
「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれる遺書を書いたのち自殺を思いとどまったベートーヴェンは、交響曲第3番「英雄」を作曲し、「運命」「田園」「ワルトシュタイン」「熱情」など、『傑作の森』と言われる創作期に突入し、交響曲第9番「歓喜の歌」まで続く傑作を世に出し続けました。

自分に何かあっても立ち直れる、と信じることも大事ですし、誰かが辛いことがあって挫けそうになっていても、「もう一度彼らならやってくれる!」と信じてあげることも大事ではないか、と思ったりするのでした。

ー 神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう(ベートーヴェン)

ごあいさつとコンサートのお知らせ。

コンサート情報
12 /30 2015
今年も残すところあと数日。
2015年もたくさんのご縁に恵まれた幸せな一年でした。
このブログにお越しくださった皆さんも本当にありがとうございました。
2016年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、2016年最初のコンサートは、明和高校音楽科OB・高校生と一緒に管楽合奏です。
フルートオーケストラでは新年らしく、J.シュトラウスの「こうもり」序曲を演奏いたします。
その他、『Wind's MAESTRO.管楽合奏の巨匠たち』と銘打って熱い曲が目白押しです。
一生懸命音楽を奏でる姿を見に、ぜひお越しいただけたらと思います!
チケットご希望の方は
hemmiayafl(_at_)yahoo.co.jp
* (_at_)を@に変換してください
までご連絡ください!

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2016/01/04(月) 17:30開演 (17:00開場)
Meiwa WIND Group
愛知県立明和高校音楽科OBによる管楽合奏団 Concert vol.5
『Wind's MAESTRO.管楽合奏の巨匠たち』

会場: アートピアホール
(名古屋市中区栄三丁目18番1号 ナディアパーク)
 ・地下鉄東山線・名城線「栄」下車 南へ徒歩7分
 ・地下鉄名城線「矢場町」下車 5・6番出口より西へ徒歩5分

入場料: 全席自由1000円

〔演奏曲目〕
インヴィクタ序曲/J.スウェアリンジェン
小交響曲/C.グノー
春の猟犬/A.リード
パッサカリア/兼田敏
交響詩「モンタニャールの詩」/ヤン・ヴァン=デル=ロースト

連絡先: Meiwa WIND Group事務局 080-6955-7469

エリー・アーメリングのマスタークラス。

音楽
12 /04 2015
先月、「こんな機会は二度と無いのだ!」と思い立って芦屋へ行ってきました。
歴史的な名歌手、エリー・アーメリングのマスタークラス。
世界の大ホールで歌っていたなんて信じられないのくらい小柄なアーメリングがほん
の小さな声で歌ったら、魔法のように清らな響きを含んでいました。
まるでストラディバリウスが喉に埋め込まれているみたい。
詩や発音や歌とメロディー、そのほか音楽全体にどれだけ考える余地があるか、彼女
が音楽に向かって来た人生のあまりの深淵さに目がくらむくらいのレッスンでした。

レッスンが終わった時にご挨拶したら、歌手じゃない人がレッスンを聴講しに来てく
れて嬉しい、とおっしゃってくれました。
(フルートの吹き真似した時に手の方向が間違ってて、これで合ってる?って聞かれ
たのが可愛かった!)
帰って来てレッスンで取り上げられていたR.シュトラウスの4つの最後の歌のライブ
録音を改めて聴いたら、その偉大さに泣きそうになりました。



そして、このマスタークラスを個人で企画し、アーメリングを日本に招待したのはこ
のブログでもおなじみのメゾ・ソプラノの廣澤敦子さん。
今回の来日が実現したのも、アーメリングが彼女を生徒として、そして音楽家として
認め、信頼しているからこそだと思います。
彼女に出会って、彼女から学ぶことが多すぎて、まだまだ足元にも及ばないくらいだ
けど、今回のマスタークラスは彼女のひたむきな音楽への覚悟みたいなものを感じま
した。
半日の滞在でしたが、行って良かった!素晴らしい時間でした。

ヘムヘム

フルート吹いてます。
ピッコロも吹きます。

音楽や食のことなどつれづれと。

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